【30代の離婚について】30代での離婚のデメリットや知っておきたい法律やお金、注意すべきこと

author:佐々木彩乃
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「他人を喜ばせようとしていた時間を,自分のためにしようと決めたの。

 批判する人は,私が何をしたって,失礼な態度をとるんだから。

 私は,今の自分に満足するべきだと,思ったのよ」

                               アリエル・ウィンター

 

浮気,モラハラ,DV,家事育児を手伝わない夫,あわない姑…毎日,辛い思いをされていませんか?

顔を合わせるだけでも,しんどいですよね。

 あなた自身,状況改善のため,色々と手段を尽くしたのではないでしょうか。縁あって,せっかく籍を同じくしたのですから。

 でも,手段を尽くしてもどうにもならないとき,「別れ」を選択しなければ,つらい毎日は永久に続きます。人はそう簡単には変わりません。ストレスはあなたの体を蝕み,ひいては子供へも影響してしまうでしょう。

 まずは,私たちAURAに相談してみませんか。

 まずは,お話を聞くことから。あなたが,日々,どんな悩みを持ち,どんな辛い状況か,そしてどうしたいのか。すべての願いが叶うとしたら,あなたは,今,どうしたいですか?その一筋の光へ向けて,一緒に考えていきましょう。

 私自身,セクハラやパワハラ,同僚のいじめに悩み,誰にも相談できずにいました。今の生活を変える怖さもありました。生活のために,我慢して,慣れてしまえばいいと。

 けれど,もしも,誰かに一言相談できていたら,もっと早く何かが変わり,有限の時間を無駄にすることは無かったかもしれません。人生は,長いようで短い。あなたには,そのような思いを,してほしくないのです。

 今の辛い状況から,すこし晴れた所へ行きませんか。

 人生そんなに悪くないなと,思えるかもしれません。明日が来ることが,少し楽しみになるかもしれません。

 人生には,何度か迎える岐路において,導いてくれるキーパーソンとなる人物がいると言います。その人物に,私たちAURAが,なりえたなら。

 さあ,私たちAURAに相談して,少しでも辛い状況から解放される道を選びますか。それとも,このままずっと変わらない,辛い状況を選択しますか?

 私たちにぜひご相談ください。辛い状況からの解放はもうすぐ。不安な今後についても,一緒に考えていきましょう。

 あなたからの一歩を,心からお待ちしております。

結婚生活の中でさまざまな変化がある中での離婚は、多くの課題を抱えることがあります。このコラムでは、30代での離婚に関する重要なポイントを解説し、円満な離婚を実現するためのアドバイスをお伝えします。離婚に関する法律や手続き、子供の親権・養育費、財産分与などについて理解を深め、適切な判断をするための情報をご提供いたします。

30代で多い離婚の理由とは

経済的自立でパートナーを不要と感じる

30代で離婚する家庭の特徴として、夫婦で共働きをしていることが挙げられます。夫婦共にキャリア志向であったり、仕事が忙しく夫婦で一緒に生活する時間を取ることが難しくなっている家庭では離婚を決意されるケースが多いです。夫婦共に仕事が忙しく、離婚について話し合う時間が取れない場合、弁護士に相談した方がより早く的確に離婚を成立させることができます。

子どもができない

共働き夫婦に離婚が多い事にも通じますが、結婚してもなかなか子どもができない夫婦も少なくありません。30代半ばを過ぎての妊娠の難しさや出産に伴うリスクなどから、子どもがいない/持たない夫婦の方もおられるかと思います。子どもがいない夫婦にとって2人で過ごす時間が長く続きすぎることが原因で夫婦生活のマンネリ化やパートナーへの不満を募らせることで、離婚を考えるようになります。

地方への転勤や海外赴任がきっかけ

働き盛りの30代では、サラリーマンの多くが地方への転勤や、海外に支店を構える企業が増えていることで海外赴任を経験することになります。慣れた地域での生活・仕事の継続などを考えると、見知らぬ土地での生活がきっかけとなり夫婦のすれ違いが起きてしまいます。また、転勤先についていったものの引越し先での生活や人間関係に慣れず、ストレスが溜まることから離婚を決意されるようです。

30代の離婚のデメリット

経済的な負担

30代はキャリアが安定し始める時期であり、共働き世帯も多いです。しかし、離婚によって生活費や住居、子供の教育費など、経済的な負担が大きく増えることがあります。特に共有財産の分与や慰謝料の支払いなどが経済的な重荷となることがあります。

子供への影響

30代になると多くのカップルは子供を持っていることが多いです。離婚は子供に対して精神的な影響を与える可能性があります。親の離婚によって子供が感じる孤独感や不安定さは深刻なものとなり、長期的な影響を及ぼすことがあります。

再婚の難しさ

30代での離婚後、再婚を考える場合、年齢や子供の有無などの要因が影響してくることがあります。再婚を望む場合でも新たなパートナーとの間にさまざまな課題が生じることがあります。

新しい離婚のかたち

協議離婚

従来の争いを伴う離婚のスタイルとは異なり、協議離婚は相手との話し合いによって解決を図る方法です。弁護士や専門家のアドバイスを受けながら、お互いの意見を尊重し合い、円満に離婚することを目指します。

メディエーション

メディエーションは、第三者(メディエーター)が仲裁役として参加し、離婚に関する問題を解決する手法です。夫婦が直接対話するのではなく、中立的な立場から問題解決を促すため、感情的な対立を和らげる効果が期待されます。

グレーシング

グレーシングとは、カップルが離婚せずに別居しながらも、一定期間、時間を置いて関係を見直す方法です。この期間を利用して夫婦双方が自分自身と向き合い、再検討することで、離婚を回避するケースもあります。

離婚の際に知っておくべき法律とお金の重要ポイント

お互いが離婚に同意した場合、手続きは離婚届を提出するだけで完了

離婚を決めた場合、双方が合意していれば、離婚届を役所に提出するだけで手続きが終了します。離婚届にはお互いの署名と押印、さらに2名の証人の署名と押印が必要です。証人には友人など身近な人を選ぶことができます。結婚時に名字を変えた女性が多いため、離婚後は女性が戸籍から抜けることが一般的です。もし離婚届を提出する役所が本籍地でない場合は、戸籍謄本も必要になります。子どもがいる場合は、養育費や面会交流についても記入することが重要です。

離婚の約85%が協議離婚。公正証書の役割とは?

離婚のうち、約85%は協議離婚と呼ばれる方法です。これは、双方が離婚に同意し、財産分与や子どもの親権などを自分たちで決めるケースです。協議書は公正証書として作成すると、法的にもしっかりとした内容になりますので、安心感があります。もし双方が合意できない場合は、家庭裁判所で調停が行われ、それでも解決できなければ裁判に至る場合もあります。しかし、ほとんどの離婚は協議離婚によって解決されているので、円満な離婚が期待できるでしょう。

離婚後の名字、選択は自由。子供に合わせるのが主流

結婚して名字を変える女性は約96%です。離婚後に旧姓に戻す場合、実家の戸籍に戻るか、新しい戸籍を作成します。ただし、子どもがいて学校などで姓が変わるのを避けたい場合、役所で結婚時の姓を継続するか、婚姻氏続称の手続きをするか、戸籍上は子どもも旧姓に変更し、卒業するまでは学校での通称として結婚時からの名前を使うという選択もできます。離婚後の名字については、自分の希望に合わせて選ぶことができます。

選択的シングルマザーになることについて弁護士が解説

選択的シングルマザーとは、予想外の妊娠ではなく、妊娠前から計画的にシングルマザーになることを選択し、未婚で出産した人のことを指します。芸能人などの例からもわかるように、選択的シングルマザーには経済的自立と精神的自立が必要とされます。彼女たちは父親である男性に頼ることなく、養育費も受け取らずに子どもを育てていく道を選択します。

選択的シングルマザーの法的注意点

選択的シングルマザーになる際には法的な面で注意が必要です。例えば、親権や養育費に関する問題が生じる可能性があります。選択的シングルマザーの場合でも,父親が子どもの親権を持つことが望ましい場合や、養育費を適切に支給してもらうための手続きについてアドバイスを受けることが重要です。

また、選択的シングルマザーは将来にわたって子どもの養育や経済的な責任を負うことになりますので、資金計画や法的な保護を考慮して準備を進めることが大切です。弁護士は選択的シングルマザーの法的な権利と責任について的確な情報を提供し、サポートする役割を果たすことができます。

結婚を望まずに子どもを持つ選択をすることは個人の自由ですが、将来の安定や法的な保護を考慮するために、弁護士のアドバイスを受けることがおすすめです。選択的シングルマザーが安心して子育てを進めるために、法的なサポートを受けることで不安を軽減し、より良い未来を築くことができるでしょう。

30代で離婚を考える際に注意すべきポイント

お金について

貯金

30代で離婚を検討する際には、お金について注意が必要です。夫婦間の財産分与の対象になるため、夫の収入や貯金額を把握することが重要です。夫が家計を管理している場合、給与明細を見たことのない方もいるかもしれませんが、知らない銀行口座や貯金が無いか調査することが必要です。30代は貯金が少ないことが一般的なので、離婚に伴う婚姻費用や子供のことに注力することが大切です。

自動車や家など

もし30代で離婚する場合、家や車に関しても注意が必要です。30代はまだローンを組んで間もないことが多いため、夫名義のローン残高がある家や車(オーバーローンの場合)は財産分与の対象外となります。しかし、婚姻後に形成された共有資産は財産分与の対象となるため、相手方が把握していない隠し財産が無いか調査することが重要です。

保険について

離婚の際には生命保険を解約することが一般的ですが、中途解約の場合、「解約返戻金」が支払われます。自分自身で保険の解約手続きをする際には、いくらの返戻金が支払われるのか確認することが重要です。ただし、30代の場合は高額な保険を契約していることは少ない傾向にあります。

年金について

年金については、年金分割制度が適用されます。これは将来夫が受け取る年金額の分割ではなく、婚姻期間中の厚生年金(あるいは共済年金)の保険料納付記録を分割する制度です。相手方が分割に応じない場合でも、審判の申立をすれば2分の1の審判がなされます。30代の場合、年金の積立額も多くない傾向にあります。

子どもについて

親権・監護権

離婚する際には子供のことも重要なポイントです。裁判所が親権者を決める際のポイントは、同居時にどれだけ子供の面倒を見ていたかになります。別居する前に主に子供の面倒を見ていたという状況を作ることが重要です。近年では、女性よりも男性が積極的に育児に参加するケースも増えていますので、女性が必ずしも親権を得やすいとは限らないことに注意しましょう。

養育費

離婚する際には養育費の話も避けて通れません。養育費は「算定表」を基準にして計算されますので、相手の年収を知り、いくらもらえるのか把握しましょう。さらに養育費を増額してもらうためには「面会交流」を積極的に行うことが重要です。相手が希望する面会交流を拒否すると、養育費の支払いが滞ったり、減額要求をされたりする可能性があります。円満な離婚をするためには、子供のことを最優先に考え、円滑な面会交流を進めることが大切です。

まとめ

30代の離婚は、家庭や子供、財産に対する影響が大きく、多くの方にとって重要な人生の岐路となります。弁護士法人AURAは、経験豊富な弁護士たちが皆さまの悩みや問題を真摯に受け止め、最善の解決策を見つけるお手伝いを致します。法律や手続きに詳しい専門家に相談することで、円満な離婚を目指すことができます。皆さまのご相談を心よりお待ちしております。

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